2019年11月28日(木)、琉球大学地域創生総合研究棟にて「第1回おきなわオープンファシリティネットワーク」のワークショップが行われました。
ワークショップでは、「沖縄の研究・産業に貢献する共用機期の未来」と題して、沖縄県内の共有機器等を有する大学や試験研究機関、支援機関等より、共有(解放)機器を用いた研究開発の事例が報告されました。
弊社研究員の吉野 敦からは、沖縄健康バイオテクノロジー研究開発センターに設置されているオンライン超臨界流体抽出クロマトグラフ装置の活用事例について報告がありました。
オンライン超臨界流体抽出クロマトグラフ装置は、煩雑な抽出操作等を必要とせず、資料を専用フォルダにセットするだけで抽出から分析まで行え、不安定な化合物でも検出が可能である事など、オキナワモズクからのフコキサンチンの分析例などを交えて紹介がされました。
その他、沖縄県工業技術センターや琉球大学および美ら島財団からも活用事例について報告がありました。
【主催】琉球大学 研究推進機構
(おきなわオープンファシリティーネットワーク設立準備事務局)
【日時】令和元年11月28日(木)ワークショップ 13:30-17:05
【場所】琉球大学 地域創生総合研究棟 1階
■■■プログラム■■■
■共用(解放)機器を用いた研究開発活用事例
「オンライン超臨界流体抽出クロマトグラフ装置を活用した研究事
一般社団法人トロピカルテクノプラス 吉野 敦
「製造工程の見えるかでコスト削減」
沖縄県工業技術センター 羽地 龍志
「沖縄美ら島財団における医療用CTスキャンの活用について」
一般財団法人沖縄美ら島財団 植田 啓一
「X線分析顕微鏡を用いた新規土器解析手法の開発と展開」
琉球大学 研究推進機構 青山 洋昭
■地域における機器共用の取組みの実施事例の紹介
「鳥取県における地域連携型設備共用ネットワークの構築」
鳥取大学 研究推進機構 森本 稔
「宮崎大学における設備共同利用体制
~全学的な設備マネジメントとみやざきファシリティーNWの構築
宮崎大学 産学・地域連携センター 境 健太郎
■参加者によるディスカッション
テーマ「地域に開かれた研究機器の運用連携のありかた」